このページでは、天才指揮者のロドリゴ役「ガエル・ガルシア・ベルナル」について紹介しています。
ドラマを見て「もっと詳しく知りたい!」と感じた方へ向けて書いています。
舞台はニューヨーク交響楽団。
楽団内の人間関係やクラシック音楽業界の舞台裏を描く「どろどろ音楽業界コメディ」。
天才指揮者のロドリゴは、自由気ままな性格で次々と騒ぎを起こすトラブルメーカーです。
しかもロドリゴはめちゃくちゃモテます!
わがままなんだけど人間的な魅力に溢れる人物で、他の指揮者が嫉妬しておかしくなるほどの人気者です。
ガエル・ガルシア・ベルナルはそんなロドリゴをとても生き生きと演じていて、全身を使って感情表現をしています。
「次は何をやらかすんだろう」と、良い意味でワクワクするキャラクター。
ロドリゴ役で2016年にはゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞しました。
子役からロンドン留学まで
ガエル・ガルシア・ベルナルは1978年にメキシコで生まれました。
なんと両親とも俳優で、本人も10代の頃からテレビで子役として活躍しています。
実は高学歴でメキシコの国立大学に進学しています。
専攻は哲学!
なんだか意外ですよね。
そのためインタビューでは、たびたび「哲学者になりたかったの?」と聞かれています。
しかし、進学後すぐロンドンに旅立ちます。
ロンドンでお金がなくなると、バーやレストランで働いていたそうです!
そこから本格的に役者を目指します。
19歳のときロンドンの有名な演劇学校にメキシコ人で初めて合格しました。
映画デビューから受賞まで
演劇学校に在籍中の2000年には、メキシコ映画『アモーレス・ペロス』で映画初主演を果たします。
撮影で演劇学校を休まなければいけなかったため、仮病をつかって学校を休んだそう。
この映画で彼はアリエル男優賞を獲得しました!
メキシコの映画賞で、最もすばらしい演技をした主演男優に贈られる賞です。
アリエル男優賞で注目を集め、一気にスターの道を歩みはじめます。
仮病を使ったかいがありますよね!!
映画賞とチェ・ゲバラ
2000年の『アモーレス・ペロス』以降、たくさんの映画に出演しています。
2001年に『天国の口、終わりの楽園。』では、主人公を演じました。
なんとこの映画でも、賞をとります!
凄い!
世界三大映画祭とえいば、
・ベルリン国際映画祭(ドイツ)
・カンヌ国際映画祭(フランス)
・ヴェネチア国際映画祭(イタリア)
ですよね。
実は、このなかでもイタリアで開かれるヴエネチア国際映画祭で最優秀新人賞を獲得しました。
その名もマルチェロ・マストロヤンニ賞。
マルチェロ????
マストロ???
誰って感じですが、20世紀を代表するイタリア人俳優の名前みたいです。
しかし長編映画デビューの翌年に、国際的な新人賞をとるって普通じゃありえないですよね!
またガエル・ガルシア・ベルナルは、ある有名な歴史上の人物を2回演じたことでも有名です。
その人の名前は、チェ・ゲバラ。
ゲバラといえば、ヒゲがトレードマークですよね。
アルゼンチン出身の革命家で、キューバ革命で大活躍しました。
世界中で知られる英雄ですが、とくに南米ではヒーローとして知られています。
そんなヒーローを2回も演じているんです。
かなり光栄なことじゃないでしょうか。
1度目はテレビ映画で、2度目は名作として知られる2004年に公開された『モーターサイクル・ダイアリーズ』です。
『モーターサイクル・ダイアリーズ』では、ゲバラが若いころに出かけた南米旅行が描かれています。
受賞できなかったものの、この映画でも英国アカデミー賞最優秀主演男優賞にノミネートされました。
惜しい!!!!
でも立て続けに映画賞の対象になるっていうだけでもスゴイですよね。
俳優としての行き詰まりと『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』
映画デビューから現在まで毎年のように映画に出演していて、まさにスターですよね。
そんなガエル・ガルシア・ベルナルですが、意外にも「俳優として行き詰まり」を感じていことをインタビューで告白しています。
実はそんな時に受けたオファーが『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』のロドリゴ役だったそうです!
「自分とかけ離れた役柄に魅了された」と語っています。
監督・プロデューサーとしてマルチな才能を発揮
2005年には、俳優として活躍しながら映画製作プロダクションであるカナナフィルムを設立しました。
このプロダクションは、メキシコ人俳優のディエゴ・ルナと共同で経営しています。
ガエル・ガルシア・ベルナルに劣らずなかなかイケメンなディエゴ・ルナですが、実は2人は幼馴染で親友同士なんです!
2008年の映画『ルドandクルシ』ではなんと兄弟役を演じています。
親友同士ならではの、息ぴったりな演技を見せています。
俳優として活躍しているガエル・ガルシア・ベルナルですが、2007年から映画監督として、2009年からはプロデューサーの仕事もしています。
俳優として活躍しているだけじゃなく、監督やプロデューサーもこなすなんて多才ですよね。
私生活や交際相手は?
メキシコ出身のため母国語はスペイン語です。
英語もロンドン留学していたので、かなり流暢です。
俳優として華麗な経歴をもつガエル・ガルシア・ベルナルですが、元カノもかなりのスターです。
実は2003年から女優のナタリー・ポートマンと付き合っていました。
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2人には共通点があります。
ずばり子役として子供のころから活躍していたということです。
ナタリー・ポートマンといえば、子役として出演した『レオン』のマチルダ役が有名ですよね。
大きくなってからも『ブラック・スワン』でアカデミー主演女優賞を受賞している、まさに大女優です。
しかもハーバード大学を卒業している才色兼備です。
もちろん美人で、ザ・パーフェクトですよね。
そんな2人ですが、交際は約1年ほどで終了してしまいました。
その後、2009年にアルゼンチン女優のドロレス・フォンシと結婚しました。
2人の間には息子と娘が1人ずついるのですが、2014年に離婚したことが報道されました。
なぜ離婚に至ったのか詳しいことは発表されていません。
うーん、気になりますね。
ですが良好な関係をキープしているそうなので、円満離婚といえそうです。
いかがでしたでしょうか?
ガエル・ガルシア・ベルナルの経歴や出演映画など、意外な発見がありましたでしょうか。
もっと好きになって頂けたら、嬉しいです。
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